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熊本市の再開発2事業/花畑Aは複合ビル断念

【桜町施設にMICE機能強化】
 熊本市は、中心市街地に位置する桜町・花畑地区再開発の方向性をまとめた。花畑地区A街区は現行の法定再開発による複合ビル建設を断念し、シンボルプロムナードと一体となったオープンスペースを設置することでにぎわいのエリアとして開発する。桜町地区では、再開発ビルに計画している市のMICE(研修・視察・会議・展示室)施設の機能を強化する方針で、新たに固定で2000席程度のメーンホールを整備し、多目的ホールと連携する。
 花畑地区では、市や民間企業など地権者が熊本市花畑地区開発協議会を設立し、熊本市中央区花畑町の花畑公園を挟んだ南側のA街区と北側のB街区で再開発事業を計画した。
 しかし、テナント選定などが難航したため、B街区にNHKが単独で熊本放送局を整備し、A街区での再開発を模索したが、事業を断念し、協議会を解散する方向で合意した。
 市は、A街区のうち、市産業文化会館敷地(約2300㎡)に隣接する民間企業敷地(2カ所で約610㎡)の土地・建物を買収し、施設を解体した上で、都市のにぎわいを創出する空間、防災のための空間として活用する。残りの民間企業用地(約1900㎡)は、当面は駐車場として活用しながら、地権者が独自に開発する。
 B街区では、NHKが熊本放送局の建設計画を進めている。2013年度にもプロポーザルで設計者を選定し、設計に着手する予定だ。規模はRC造地下1階地上4階建て延べ約5400㎡を想定、建設工事費は約25億円を見込んでいる。
 NHK熊本放送局やA街区の民有地については、地区全体の機能やまちづくりの方向性、市が熊本城と庭続きとなる「まちの大広間」をコンセプトに整備を進めるシンボルプロムナードと整合性を図りながらの開発を促す。
 一方、桜町地区では、九州産業交通ホールディングスが熊本桜町再開発準備株式会社を設立し、会社施行の再開発事業を進めている。市は、再開発ビルの中でMICE施設の整備を計画しており、新たな公共施設整備をMICE施設に集中させる考えだ。
 具体的には、搬入・搬出などの利便性が高い1階フロアに2000㎡程度のフラットなイベントホールを整備。上層階にはコンサートなどに対応する2000席程度の固定席を備えたメーンホールと、1000㎡程度の多目的ホールを整備し、両ホールを一体的に活用することで3000人程度のコンベンションに対応する。国際会議ホールは、400人程度の文化イベントなどにも対応できる500㎡程度のフラットな施設とするほか、大小の会議室を整備する。
 市は、13年度予算で産業文化会館の解体費などを計上し、順次具体化する方針だ。桜町地区の再開発は13年中の都市計画決定を予定しており、NHKなどと合わせ、市街地の大規模な再開発に向けた動きが加速する。
[ 2012-11-29  12面  面名:中国・四国・九州面]

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