大阪府国際交流財団が実施している「大阪府海外短期建築・芸術研修生招聘事業」の研修生8人が25日、大阪市にある安藤忠雄建築研究所を訪問した。安藤忠雄氏は研修生と意見交換し、さまざまなアドバイスを送った。
同事業は建築や芸術を専攻している海外の若者を招き、日本の建築・芸術を学んでもらうことを目的に毎年実施している。
今回はスリランカ、カンボジア、タイ、バングラデシュ、中国、フィリピン、べトナムの若手建築家らが2日から29日まで日本に滞在して大林組、錢高組、竹中工務店、大和ハウス工業、大阪府で研修を受けたほか、近大でのワークショップなども体験。
さらに安藤氏が手掛けたベネッセハウスミュージアムを始めとする香川県直島の各施設や5月に兵庫県立美術館内にオープンした「Ando Gallery」なども見学した。
この招聘事業は、安藤氏が1992年に第1回国際建築家賞受賞の副賞賞金を寄贈したことを契機に創設された。93年度から2018年度までに19カ国・地域、233人の研修生を受け入れている。
公式ブログ
【大阪府海外建築・芸術研修生招聘事業】外国人研修生が安藤忠雄建築研究所を訪問 日本の建築学ぶ
[ 2019-10-31 ]