岩手県田野畑村は、新庁舎建設基本計画案をまとめた。アズビィ楽習センター南側(和野278-1)の敷地約3500㎡に、2階建て延べ約1930-2010㎡程度の新庁舎を整備する。概算事業費は約17億4000万円(税込み、以下同)と試算している。今後、村議会に位置条例の変更を諮り、議決されれば各種調査などを委託する予定だ。整備手法によりスケジュールは流動的だが、従来方式の場合は2029年度、DB(設計施工一括)方式は31年度、PFI方式は32年度の完成を目指す。
既存施設の老朽化や耐震性能不足に加え、防災や利便性でも多くの課題があることから、庁舎の建て替えは喫緊の課題となっている。これまでの検討結果や基本構想の見直しを踏まえ、新庁舎周辺のエリアデザインを整理して、行政基幹機能や郵便、金融、生活利便、働く場、教育、交通結節点など、まちの拠点となる新庁舎基本計画案を立案した。
新庁舎建設審議会(会長・内田信平岩手県立盛岡短期大学部准教授)がまとめた基本計画案によると、階数は2階建てが「有利」としているが、平屋建ても含め、南側や北側への配置検討も踏まえて、最適な案としていく。大規模地震後も災害対応拠点として機能を維持するため、基本設計段階で耐震・制振・免震の各方式を詳細に検討し、構造を固める。
事業費の内訳は設計・監理費が1億2000万円、総工事費は15億2000万円、什器備品や調査・測量など1億円とした。このほか、現庁舎の解体・撤去に9000万円を見込んでいる。
