ダイダンは9月29日、高松市のレクザムホールで「ダイダン四国支店　『エネフィス四国』建設現場仮囲いデザインコンペ」の受賞作品発表会を開いた。建設地である高松市の専門学校穴吹デザインカレッジの協力を得て、建設コンセプト「ZEB」をテーマとして、建設現場の仮囲いを飾る作品を学生に作成してもらったもので、最優秀賞にはグラフィックデザイン学科2年の西尾奈津子さんの「地球と暮らす」が選ばれた。

　同社では、これからのサステナブル社会を構築する上で重要なZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）を建設工事中から発信し、地域住民に建物のスマート化の取り組みについての理解を広げることを目的にデザインコンペを実施した。
　コンペには43作品の応募があり、最優秀賞のほか、優秀賞2点、奨励賞10点を選出。最優秀賞と優秀賞の3作品が建設期間中仮囲いに掲載される。
　最優秀賞の西尾さんは「人と自然エネルギーがともに生活していることをイメージした。現場沿道を通る人たちに興味をもっていただければ」とコメントした。表彰式の後、建設現場で作品のお披露目会も行われた＝写真。
　エネフィス四国は、同社が高松市に建設中の「ダイダン四国支店・スマートエネルギーラボ」で、「BCP対策とZEB技術の深化を図りつつ、快適性と経済性が向上した次世代建築物を実現する」とのコンセプトで建設を進めている。

　優秀賞と奨励賞は次のとおり（敬称略）。
　〈優秀賞〉エコライフ＝本田裕一朗▽爽＝大西彩花
　〈奨励賞〉共存＝青木要▽自然とエネルギー＝石原光▽風と少女と＝北畠拓実▽握手＝合田芽生▽森林未来都市＝入江千晶▽より良い未来の町へ＝岡崎慎也▽光と風と水＝寒川幸奈▽木＝山下華乃▽水と風＝久保桃児▽未来へ＝阿賀あんな

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら