海洋土木工事に従事する技能者の作業実態に即した建設キャリアアップシステム(CCUS)の能力評価の実施などを目的に、「日本海洋土木技術協会」が発足した。6月上旬までに法人登録し、登録基幹技能者制度に基づく「海洋土木」の新設に向け、新区分の講習実施機関として国土交通相の認定取得を目指す。
海洋土木工事の技能者の多くは玉掛け、溶接、型枠や足場の組み立て・解体、コンクリート打設など、数種類の作業をこなす多能工として従事しているものの、その能力を適切に評価する制度は現在存在していないという。
同協会は、海洋土木技能者の処遇改善や適正な賃金確保につなげるため、CCUSの能力評価(登録海洋土木基幹技能者講習)を実施するとともに、海洋土木工事に関する最新の情報提供や安全対策活動などを行う。
7日に都内で開かれた設立総会には、技能者を抱える13社が設立時社員として参加し、定款や各種規定を決めた。国交省港湾局をはじめ、港湾建設関係団体連絡会議メンバーの日本埋立浚渫協会、日本港湾空港建設協会連合会、日本海上起重技術協会、全国浚渫業協会、日本潜水協会の幹部も来賓として出席した。
設立時社員は、▽青木建設▽家島建設▽海洋技術建設▽小島組▽神洋建設▽大新土木▽東洋船舶工業▽縄定▽新潟潜水興業▽古川組▽松浦企業▽三国屋建設▽寄神建設--の13社。協会の会長は、大新土木の松浦隆取締役副社長が務める。
