
さいたま市は、新庁舎の整備に向け、基本設計説明書をとりまとめた。調査・設計費、工事費、移転費を含む概算事業費は約769億円を見込む。2025年10月に公表した素案では約700億円と試算していた。26年度は実施設計と事業者選定を進める。ともに予算が確保でき次第、発注する予定だ。
新庁舎の規模は、S(免震上部)・RC造(免震下部)地下1階地上19階建て塔屋1層延べ約6万4000平方メートル(うち本体約5万4000平方メートル+デッキ等外構約1万平方メートル)。新庁舎は、行政棟、議会棟と市民広場で構成し、市民広場は外広場、中広場、階段広場として三つに役割を分ける。
新庁舎街区の中央に来街者を迎える外広場を配置し、外広場を取り囲むようにして行政棟、議会棟、中広場を整備する。さらに、各棟(機能)をつなぐように屋根が緑化されたグリーンコリドーを設けることで、一体感を持たせる。
市民広場の一部に全天候型の屋根をかけた中広場は、外広場や階段広場と連携して、にぎわい創出の場となると同時に、新庁舎のエントランス空間としても機能させる。
行政棟は、来街者のアプローチ動線に対して、斜めに配置して、建物の圧迫感を軽減し、議会棟は、外広場から入りやすい低層の建物とすることで、「市民に開かれた議会」を実現する。
計画地は、大宮区北袋町1―603―1ほか(新庁舎敷地約1万5000平方メートル、民間機能敷地約2300平方メートル)。JRさいたま新都心駅が最寄り駅となる。
今後のスケジュールは、27年度まで実施設計と技術協力を進める。同年度後半から建設工事に着手し、31年度の供用開始を目指す。実施設計期間は20カ月、工期は45カ月を見込んでいる。
基本設計は、アール・アイ・エー・環境デザイン研究所JVが担当した。
