山形県は、「2026年度空港整備事業空港機能強化検討調査業務委託」の公募型プロポーザルで、日本空港コンサルタンツを最優秀提案者に特定した。履行期限は27年2月26日。提案上限額は8439万2000円(税込み)に設定していた。
県は「空港機能強化検討会議」を立ち上げ、地域の発展のため、山形空港と庄内空港に求められる役割と、実現に向けて必要な機能強化などの方向性をまとめた「空港将来ビジョン」を策定する方針だ。
業務内容は、滑走路延長などの概略的設計、基本計画の検討、過年度に検討した山形空港、庄内空港ともに500mの滑走路延長案の見直しや、延長時に想定される就航機材・航空需要などに必要な施設の規模・配置などのターミナル地域計画の基礎検討。このほか、今後の需要動向、費用対効果の分析なども含む。それらの結果を検討会に提示して議論を深め、空港将来ビジョン案をまとめる。
山形空港は運航開始以来、滑走路の延長や中型ジェット機対応など時代に合わせた整備が行われ、18年には旅客ターミナルの国際対応力が強化された。現在の滑走路延長は2000m。延長に当たり、県道の地下化、広域水道の付け替え、住宅地や果樹畑の補償対応が考えられている。概算事業費は210億円と試算している。場所は東根市羽入柏原新林3008。
庄内地域の玄関として長さ2000mの滑走路を持つ庄内空港は、中型ジェット機が駐機対応可能な規格で整備された。周辺に緩衝緑地の役割を担う公園も整備されている。延長する場合、保安林や日本海東北自動車道、県道などへの考慮が必要となる。概算事業費は400億円を見込んでいる。場所は酒田市浜中村東30-3。
