高速道路で渋滞に巻き込まれると、「先頭には何があるのか」と思う。車列を抜けた途端、何事もなかったように解消されるためだ◆サグと呼ばれるくぼ地、トンネル、合流部での無意識な速度低下が主な原因とされる。1台の車両によるブレーキが後続へ波及・増幅し、長大な渋滞を生む。ドライバーの心理が招く現象だ◆それを解く鍵として期待されるのが自動運転車。車間距離の自動制御が不必要なブレーキの連鎖を断ち切り、渋滞は緩和されるだろう◆さらに空飛ぶクルマが実用化して交通が空に分散すれば、道路の混雑が一層和らぐに違いない。大型連休中、渋滞にはまって遅々として進まない空港直行バスの車内で、飛行機に乗り遅れるかもしれないと冷や汗をかきながら、新たなモビリティーが当たり前になった未来を夢想した。
