一生に一度だから--。そんな思いに半ば身を任せ、気が付けばぐんぐん高度を上げる小型飛行機の中にいた。富士山ほどの高さに到達したところで地面のない広大な空に飛び出し、真っ逆さまに雲海を突き抜けた。スカイダイビングだ◆体を突き破るようなスピードと眼下に広がる景色は圧倒的だった。生身で超人的スタントに挑み続ける、かの世界的俳優の情熱の一端を理解した気がした◆ところで筆者は観覧車が好きだが、なんとなく手すりをつかまずにはいられない。そんな自身がダイブにこぎ着けたのは、安全講習や堅固なハーネス、講師らによる徹底した安全対策を確認したからだろう◆危険作業に従事する者にとって、安全対策は文字どおりに「命綱」だ。命を守るという意識を持ち、心して安全大会にのぞんでもらいたい。
