東京都千代田区は、神保町地域における街並み再生方針案をまとめた。中小規模の建物の建て替えや既存建物のリノベーションを図り、古書店街を中心とした神保町らしい街並みや産業、文化の承継を目指す。民間の主体的な更新を後押ししつつ、公共性と地域性を備えた街並みを誘導する。街並み再生への貢献度に応じ、容積率の割増を認める制度の導入などを図る。
容積率割増の幅は50―300%で、沿道の幅員や敷地面積などを基に設定した。リノベーションへの補助を、敷地規模にかかわらず実施する予定だ。
壁面位置や高さといった建築ルールを整理し、現況の街並みを踏襲した沿道景観を誘導するとともに、1階へのにぎわい用途の導入やリノベーション支援などで、段階的な街並みの更新を促す。
神保町地域では、建物の老朽化、敷地の細分化、古書店などの事業継続・継承などの課題がある。
区は、パブリックコメントなどを経て、2026年度中に方針を策定する。その後、地区計画の変更や駐車場地域ルールを策定する考えだ。
