東京都福祉局は、都立北療育医療センター(北区)改築事業に向けた概算工事費を173億円(税別、以下同)と見積もっている。利用者の継続的利用や機能強化などの観点から、同区の都営桐ケ丘団地に移築する方針だ。想定規模はRC造地下1階地上4階建て塔屋1層延べ約2万3000㎡。2026-27年ごろに基本設計、28-30年に実施設計を進めたい考え。同年から35年にかけて施工し、36年の開設を目指す。
工事費のうち、造成・擁壁に3億円、建築、電気・機械設備費を含む新棟新築に168億円。駐車場整備などの外構として3億円を見積もる。
現在の北療育医療センターの規模は、総延べ1万3296㎡。医療・療育部門で構成し、入院50床(成人25床、小児25床)、長期入所37床、短期入所3床、入園30床などを備える。建設から40年がたち、主要設備などの老朽化が進んでいるほか、施設全体が肢体不自由児の支援を想定していることなどによる狭あい化などが課題となっている。
こうした課題や入園児の減少見込みを踏まえ、改築後の病床数には長期入所52床、短期入所11床、入園15床、入院50床(成人・小児各25床)を想定する。防災・感染症などの対応強化を図るほか、施設利用の実態を加味しつつ、実現可能な範囲での省エネ化・ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を目指すとした。
移転計画地は、都営桐ケ丘団地(北区桐ケ丘2-2)の約1万6500㎡。このうち約5000㎡を建築面積に充てる考え。用途地域は第一種中高層住居専用地域で、容積率150%、建ぺい率60%。
新たな施設は、東西に長く南北に短い計画敷地を考慮し、一定の空間が確保できる南寄りの中心部に配置。利用者が散策できる園庭も整える方針。
関連する「都立北療育医療センター改築に係る基本計画作成支援委託」はアルキメディカが受託している。
工事費のうち、造成・擁壁に3億円、建築、電気・機械設備費を含む新棟新築に168億円。駐車場整備などの外構として3億円を見積もる。
現在の北療育医療センターの規模は、総延べ1万3296㎡。医療・療育部門で構成し、入院50床(成人25床、小児25床)、長期入所37床、短期入所3床、入園30床などを備える。建設から40年がたち、主要設備などの老朽化が進んでいるほか、施設全体が肢体不自由児の支援を想定していることなどによる狭あい化などが課題となっている。
こうした課題や入園児の減少見込みを踏まえ、改築後の病床数には長期入所52床、短期入所11床、入園15床、入院50床(成人・小児各25床)を想定する。防災・感染症などの対応強化を図るほか、施設利用の実態を加味しつつ、実現可能な範囲での省エネ化・ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を目指すとした。
移転計画地は、都営桐ケ丘団地(北区桐ケ丘2-2)の約1万6500㎡。このうち約5000㎡を建築面積に充てる考え。用途地域は第一種中高層住居専用地域で、容積率150%、建ぺい率60%。
新たな施設は、東西に長く南北に短い計画敷地を考慮し、一定の空間が確保できる南寄りの中心部に配置。利用者が散策できる園庭も整える方針。
関連する「都立北療育医療センター改築に係る基本計画作成支援委託」はアルキメディカが受託している。