571人を顕彰/建設マスター・ジュニアマスター/国交省 | 建設通信新聞Digital

10月30日 木曜日

行政

571人を顕彰/建設マスター・ジュニアマスター/国交省

建設マスターを代表して佐々木副大臣から 表彰状を受け取る春日氏(左)     
 国土交通省は28日、東京都文京区の文京シビックホールで2025年度の優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)、青年優秀施工者不動産・建設経済局長顕彰(建設ジュニアマスター)の顕彰式典を開いた。建設マスターの452人、建設ジュニアマスターの119人の計571人の技能者を表彰した。
 冒頭、佐々木紀国土交通副大臣は「建設業は人に支えられ、現場で成り立つ産業だ。必要な担い手をしっかりと確保・育成し優れた技術や技能を次世代に継承することが重要となる。建設産業が将来に希望を持てる魅力的な産業となるよう引き続き全力で取り組む」と述べた。
 建設マスター代表の春日智仁氏(名神、防水工)に佐々木副大臣、建設ジュニアマスター代表の岸田彩花氏(出井興業、鉄筋工)に楠田幹人不動産・建設経済局長がそれぞれ表彰状を手渡した。
 建設マスターを代表して羽賀満氏(hagaban、板金工)は「建設業はものをつくるだけでなく、暮らす人の生活を守り、地域の未来をつくる仕事と感じる。積み重ねてきた技能や技術、誇りを次の世代に引き継ぎ、若者が希望を持てる建設業界をつくり上げることが使命だ」と謝辞を述べた。
 建設ジュニアマスター代表の西本和弘氏(邑智組、左官工)は「建設マスターの諸先輩を目標に技術、技能のさらなる向上に努め、次世代の育成にも力を注ぐ。受け継いだ技能や現場で得た経験、ものづくりの尊さを後進に伝え、業界の発展に貢献する」と決意を語った。