静岡県裾野市は、ヘルシーパーク裾野、梅の里と市運動公園への民間活力導入に関するサウンディング（対話）型市場調査の結果を公表した。６者と対話した結果、梅の里の平坦な土地を生かし、宿泊施設などを新設する提案のほか、梅の里とヘルシーパーク裾野は、富士山が見えるロケーションを生かした新たな収益事業の提案があった。運営の独立採算には、初期の大規模修繕は市の負担が必要とした。市運動公園は、指定管理者制度を継続し、事業期間は現状の５年より長期の設定を求めた。
　ヘルシーパーク裾野は、日帰り温浴施設。富士山の良好な景観を生かした民間開発のポテンシャルがあるため、独立採算化を前提に観光資源とスポーツ・健康づくりの拠点としての活用を目指す。敷地面積は約２万平方ｍ。梅の里は、ヘルシーパーク裾野に隣接する梅の景勝地。敷地面積は約６万６０００平方ｍ。所在地は須山３４０８。
　運動公園は、陸上競技場や野球場（グラウンド面積１万３３９６㎡）を備える。市が推進するスポーツツーリズムの重要拠点であるため、余剰地などの活用も含めてスポーツ合宿の誘致や稼働の向上を目指す。所在地は今里１６１６－１の敷地１３万７０００㎡。