スタジアム構想でヒアリング/屋外型は最大300億円/アクセス面など高い評価/葛飾区 | 建設通信新聞Digital

1月20日 火曜日

関東・甲信越

スタジアム構想でヒアリング/屋外型は最大300億円/アクセス面など高い評価/葛飾区

 東京都葛飾区は、東新小岩運動場で計画しているスタジアム構想のヒアリング結果を公表した。事業費は、Jリーグ(J1、J2)基準を満たす1万5000人規模を想定し、屋外型スタジアムの整備費210億-300億円、公園など整備費は20億-30億円と試算した。近年の工事費高騰を考慮し、民間が整備する際は、集客力やスポンサーを持つプロスポーツクラブなどによる関与が必須とした。 屋内型スタジアムとした場合、開閉式屋根だと上記の額に100億-120億円を加える。芝スライドによる固定式屋根だと同80億-100億円、芝または床の昇降による固定式屋根だと同120億-150億円の追加が見込まれる。
 運営事業費について、利用料などによる収入見込みが年間2億9000円に対し、維持管理費など支出見込みは同4億6000万円と試算。施設の命名権や広告料などで年間2億円程度獲得できれば安定運営が期待できるとした。
 23区初の球技専用スタジアムとし、世界的に知られるサッカー漫画『キャプテン翼』を活用することで、事業参画に興味を示す民間事業者があると見込んだ。
 ヒアリングは、総合建設業者・設計事務所7者、開発・鉄道事業者7者、施設管理事業者7者、広告代理店2者、スポーツ政策に精通する有識者3人を対象とした。
 事業性については、アクセス面が良い点や、都内にはサッカーチームが多いがスタジアム不足のため高い稼働率が期待される点が評価された。ただ、住宅地という立地条件などを考慮し、大規模コンサートの誘致は難しいという意見も出た。
 施設規模は、既存事例などを踏まえ、施設面積を6万8000㎡と概算した。園路・広場・緑地など2万9000㎡、スタジアムは2万8000㎡としている。
 所在地は、東新小岩1-18-1の敷地約6万8000㎡。用途地域は準工業地域で、建ぺい率60%、容積率200%。
 「令和7年度スタジアム構想推進業務支援委託」は、PwCアドバイザリーが担当している。