日立製作所と日立システムズは、電力、ガス、道路、橋梁、トンネル、水道など社会インフラの保守に関する日立グループ各社のソリューション群を「社会インフラ保守 powered by Lumada」として体系化し、26日に提供を始めた。顧客の課題を起点とした横断的なソリューション提案を行うため、専門チームも新設した。
老朽化、維持管理コストの増大、高齢化に伴う技術者の減少、国土強靱化など社会インフラの課題を踏まえ、「管理・計画」(日立製作所の『地中可視化サービス』など)、「監視・検知」(日立システムズの『CYDEEN 水インフラ監視サービス』『CYDEEN 映像データ利活用システム』など)、「分析・診断」(日立ソリューションズの『GeoMation 点検業務支援システム』など)、「保守・作業支援」(日立製作所の『ドローンソリューション』など)、「防御・統制」(日立製作所の『マネージドセキュリティサービス』など)のソリューション群を体系化した。
併せて新設した社会インフラ保守事業の専門チームでは、日立グループの技術と知見を結集し、ビジネス構想から運用・保守までを伴走支援する。
今回の取り組みを通じて、データの収集から提供までをシームレスにつなぐ高度な課題解決方法を顧客に提案する。その一例にダム点検を示した。ドローンが自動航行で壁面の詳細な画像を網羅的に撮影し、AI(人工知能)が膨大な画像からひび割れや漏水など変状の疑いがある箇所を自動で検出する。検出された箇所は構造物の3Dモデル上に正確にマッピングされる。管理者はパソコン上で劣化状況を直感的に把握し、効率的な補修計画を策定するといった一連の支援が可能になるとしている。
