赤澤亮正経済産業相は25日、昨年10月に閉幕した2025大阪・関西万博に経済産業省として出展した「日本政府館(日本館)」の功労者に感謝状を授与した。受賞者は日本館総合プロデューサーでデザイナー・建築家の佐藤オオキ氏、日本館名誉館長で俳優の藤原紀香さんの両名。
赤澤経産相は「2人がいなければ、これだけの好評を日本館が博することはなかった。万博がこれだけ大成功することも決してなかった」と両者の貢献度を高く評価した。
佐藤氏は「日本館は『命の循環』がテーマ。日本が昔から持ち合わせている美意識や自然観を体感してもらうことを目的に(総合プロデューサーとして)6年近く取り組んだ」と説明した上で、「多くの人に共感してもらったのではないかと、ほっとしている」と心中を吐露。「この経験をデザイナー人生の糧とし、今後も積極的に日本文化を海外に発信したい」と語った。
藤原さんは、会期前から25回以上、会場に足を運んだ経験から「日本がまだまだ元気であること、万博が国際交流の場として多くの人の学びや気付きに発展し、一生を決めるかもしれない素晴らしい場であったことを体感した」と振り返った。今後については、「万博成果検証委員会の一員として、この万博を一過性のものではなく、思い出として残すだけではなく、未来への取り組みとして残していくことが大事」と語った。
日本館は、今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」をホスト国としてプレゼンテーションする拠点となった。規模はS・CLT(直交集成板)混構造2階建て延べ1万1191㎡で、設計を日建設計、施工を清水建設が担当した。3エリアの構成により「ごみ」が「水」「素材」「もの」へと変容・循環する様子を表現した。
