広島県廿日市市は、宮島歴史民俗資料館を、宮島の歴史文化や産業の歴史を学び、将来に伝える役割を担う「(仮称)宮島ミュージアム」として整備するため、官民連携事業の取り組みを推進する。2026年度予算案には、アドバイザリー業務の委託など事業費1212万3000円を計上している。
旧資料館は、1971年に旧宮島町から譲り受けた建物と新たに整備した建物で構成されている。譲り受けた建物の一部は1800年代前半の建築物で、国の登録有形文化財に登録されている。開館から50年以上が経過しており、老朽化した伝産館と併せて新資料館の整備が計画された。
これまで、実施方針の改訂版をまとめており、「受け継がれてきた宮島の歴史・文化の魅力を全世界に発信し、次世代に継承する拠点施設」を新資料館のコンセプトとして掲げている。
事業内容は、新資料館の設計・建設業務と維持管理・運営業務、旧資料館の一部展示施設解体業務、収蔵庫の維持管理業務、伝産館の解体業務。事業方式はBTO(建設・譲渡・運営)で、事業期間は20年間を基本とする。
建設地は同市宮島町6、7ほかの敷地2086㎡。新資料館の規模は延べ2780㎡程度を想定している。
既存施設の概要は、旧資料館が延べ1261㎡、収蔵庫が延べ891㎡、伝統産業会館が延べ674㎡。実施方針改訂版作成時の概算事業費は、新資料館に係る歳出部分の参考値として、49億8735万円(税込み、プロジェクトマネジメント費を含む)としている。
今後は、事業者公募のための特定事業選定や募集広告に向け、アドバイザリー業務を委託する。
