【山崎産業のグリーンタワー・緑化と広告掛け合わせ】
【natのAI測量サービス・iPadで1人でも測量】
最新の建材や現場効率化システムなどを一堂に集めた「建築・建材展2026」が東京都江東区の東京ビッグサイトで6日まで開かれている。204社・団体が出展し、建設業界などの関係者らが多数来場している。
土を使わない植栽を実現する「エコグリーンマット」を販売する山崎産業(大阪市、土井俊二社長)は、緑化と広告を掛け合わせた新サービスを展示の目玉にした。芝生を植えた同マットをタワー型に成型した「グリーンタワー」などに広告を掲示し、広告料を維持管理費に利用する仕組みだ。
同マットは土の代わりに廃棄衣類をリサイクルしたフェルトに芝生や花を植えられる製品。土を使わないため管理がしやすく、垂直面や円球状への植栽も可能なため限られた面積での効率的な緑化を実現する。大阪・関西万博の大屋根リング上部の芝生として使われたほか、2027年開催予定の国際園芸博覧会の出展パビリオンでの採用も決まっている。
開発本部製品開発部パブリック用品課の薮内裕久課長は新サービスについて「施設側はメンテナンスコストを抑えつつ緑化基準達成につなげることができ、広告掲載企業は緑化に積極的な会社であることを印象付けられる。今夏のサービス提供開始を目指して商業施設などに売り込んでいく」と意気込んだ。
デジタル技術を活用した展示も目立った。
nat(東京都渋谷区、劉栄駿社長)は、AI(人工知能)測量サービス「Scanat」を紹介した。iPhone・iPadを使って1人でも測量できることが特徴だ。専用のアプリで撮影すると面積、直線、曲面を誤差1%以下で計測可能。トンネルや橋梁の改修工事の初期調査としても使用できる。社長室の等々力麗氏によると、「撮影時間は70mのトンネルであれば約15分程度」という。
トラス(東京都千代田区、吉浦峻史代表取締役)は、メーカー横断で建材比較して欲しい製品を効率的に探せるクラウドサービス「トラス」を展示した。吉浦代表取締役は「性能値、保証期間、設計価格、工法など、目的の条件で建材を絞り込み、設計業務を効率化できる」とアピールした。
