西松建設は、ダム工事の堤体コンクリート打設に使用する「軽e-バケット」を開発した。水平バケットを従来型に比べて約1.2t軽量化し、コンクリートの積載量を約10%(0.5m3)増加させた。揚重機の能力はそのままで一度により多くのコンクリートを積載し、打設できることから生産性が向上する。
開発は4.5m3積載の水平バケットを対象に実施した。本体ケーシング主要部材に耐摩耗鋼材を使用することで剛性を確保した上で材料を薄肉化するとともに、ゲート開閉の動力を従来の蓄圧(油圧)方式から新規設計の電動にすることで大型部材を減らし、それぞれ約0.6tの合計約1.2tの軽量化を実現した。減量分はコンクリートの0.5m3に相当することから、クレーンの揚重能力を変えずに積載量が増えた。
今後は同社が施工する現場に順次、軽e-バケットを導入していく。長期間使用した際のバケットの性能評価や耐久性向上、メンテナンス作業の省力化についての検討など導入効果も検証する。
