先日、わが家の台所で水漏れが発生した。水栓のパッキン老朽化が原因で、まちの水道屋さんに交換してもらったのだが、現着して開口一番、「これは古いですね」という◆レバーを下げると水が出るタイプ(下げ吐水)の蛇口を見ての一言だった。聞けば、このタイプは2000年以降、製造廃止となり、販売もされていないらしい◆きっかけは1995年の阪神・淡路大震災。激しい揺れや落下物で下げ吐水タイプの蛇口は全て下がってしまい、住民が避難して無人の住宅などで水が出しっぱなしとなった。これが被災地の水不足という二次災害をもたらしたとされる◆現在はレバーを上げて水が出る「上げ吐水」に仕様は統一されている。震災の経験は身近なところに生かされていると感じつつ、早めに水栓を交換しなければと思う。
