大阪市は、再構築を計画している中浜下水処理場の西系列の基本設計に着手する。発注見通しによると、2026年度第1四半期に一般競争入札を公告する。基本設計後は、官民連携も視野に事業手法を決める方針だ。26年度予算案には設計費用などの事業費として1億1700万円を計上している。
基本設計では、事業手法や概算事業費、事業スケジュール、施設規模、処理能力、処理場上部空間の高度利用方法などを検討する。
中浜下水処理場(城東区中浜1-17-10の敷地8万4061㎡)は、城東区、中央区、東成区、阿倍野区、生野区などの処理を担っており、処理面積は1869ha、処理能力は日量28万8000m3。西系列の処理方式は標準活性汚泥法。
西系列は、1963年に供用を始めており、老朽化が進んでいる。同市が進める大阪城東部地区に位置し、カーボンニュートラルに貢献する先進的な省エネ・創エネ技術の開発やまちづくりと連携した上部空間の活用、大学と連携した取り組みなどを計画している。
このため、同市は24年に下水道資源の活用や用地の立体的な活用アイデアなどについてヒアリング調査を行っていた。25年2月には「大阪市下水道カーボンニュートラル基本方針案」を策定した。25年度は再構築に向けた計画検討業務を日本工営都市空間に委託している。
