東日本大震災から15年がたつ。長く大きな揺れ、そして今でも筆者ら福島県民を悩ませる原発事故。そこかしこに設置された線量計、健康被害に関する根も葉もないうわさなどに翻弄(ほんろう)された◆高校に進学すると、文化祭の代わりに復興に関連する行事が企画された。大学には震災をきっかけに土木工学科に進んだ友人が少なくなかった。インターンシップでは震災復興の現場を見て回り、災害の恐ろしさと建設業の底力を感じた◆今でも会話のきっかけが震災となることが多い。あの日から震災も、復旧・復興も身近なものになった。ただ、それは建設業の奮闘あってのことだ◆震災復旧・復興に寄り添った技術者らの思いを伝える寄稿連載『私と東日本震災の15年』。日常に震災復興があった身として、かみしめながら読んでいる。
