デジタル庁は10日、東京都内で法令とデジタルを掛け合わせたサービス開発を競うハッカソンの最終審査を開いた。最終審査に残った10チームが発表し、一般社団法人・ビルディングスマートジャパン(bSJ)の有志によるチームが優秀賞に選ばれた。
ハッカソンは法案作成や審査業務の効率化、法令データの利活用による新サービスの創出を目的に開催。29チーム112人が参加し、2025年12月から新たなツールの開発を競い合った。
bSJチームは29年春に始まるBIMデータ審査を見据え、建築確認の審査プログラム開発を複数の専門家で確認・修正できる協創プラットフォームを発表。他業界の審査でも採用できる枠組みとすることで、さまざまな審査の共通基盤として活用できる可能性を提示した。
審査員を務めた児島綜合法律事務所の児島幸良代表弁護士は「横展開の可能性が非常に高く民間を巻き込んで伸ばしていける。広がりと時間的な発展の可能性を織り込んだ作品だ」と講評した。
bSJチームで発表した日建設計の安井謙介氏は「29年のデータ審査開始に向けてさらに発信していきたい」と語った。
最終審査に駆け付けた松本尚デジタル担当相は「一般にはなじみの少ない法令という分野の利便性を高めるため、皆さんに協力をいただいた。良いものは採用に近づけていきたい」と話した。

