神奈川県厚木市は3月16日、第4回新たな交流拠点検討委員会を市庁舎内で開き、本庁舎敷地跡地に計画する新アリーナの収容人数を5000人以上の規模とする方針を示した。プロスポーツによる試合興行やこれまで誘致できなかった大会・イベントなど、「みるスポーツ」に求められる施設水準と機能を備えた多目的アリーナを整備する。今後、4月以降に予定する第5回検討委員会で基本計画素案を提示する予定だ。
第4回検討委員会では、整備コンセプト(案)と施設の基本要件(案)を示した。
整備コンセプト案によると、「みるスポーツ」の利用を軸に、コンサートやMICE(国際的な会議・展示場など)など多様な利用ができるアリーナ機能を整備する。多様な世代による利用や交流でにぎわうコンテンツを導入することで、まちの集客機能を備える。イベントがない日でも立ち寄れる機能や、まちなかの災害対応力を強化する防災機能も導入する。施設運営には、多様な収益事業が可能な官民連携手法を採用する方針だ。
施設の基本要件(案)として、アリーナはプロスポーツやアマチュアスポーツ大会での利用を想定し、バスケットボールコート規模を2面確保できるフロア面積を確保する。コンサートやMICE関連で活用するため、天井部には音響や演出装置が設置可能なつり荷重を確保し、配線用ピットやフロアコンセントも整備する。
メインエントランスは、厚木中央公園との一体的な空間利用を促すため北側に配置する。施設内には、直接大型車両が乗り入れできる搬入路や搬入口も設ける。
アリーナのほか、選手や関係者、メディアが利用する部屋も整備する。VIP室やラウンジの整備も想定する。帰宅困難者の受け入れや支援物資の集積・保管場所としての機能も備える。
対象地は、仲町3-17-17の敷地8686㎡で、小田急小田原線本厚木駅から徒歩8分の場所に位置する。県道603号を挟んだ北側には厚木中央公園(面積約2ha)が立地している。用途地域は商業地域で建ぺい率80%、容積率500%。
「厚木市本庁舎敷地跡地等活用基本計画策定業務委託」は、日本総合研究所が担当している。
