3月31日、東京都墨田区の江戸東京博物館がリニューアルオープンした。約4年間の休館期間を経ての待望の再開館だ。設備の一斉更新に加え、斜め屋根のふき替えや軒天井部分の耐震化など、特徴的な内外装にも全面改修が施された◆新たな空間演出に大型模型の新設など展示内容もアップデート。バリアフリー化や多言語対応にも取り組むなど、多くの関係者の尽力によって新たな魅力をたたえた博物館が誕生した◆ユニークなデザインは菊竹清訓の設計によるもの。今回の大改修でも外観はそのままに保たれており、独特の造形にも改めて注目されたい◆新陳代謝を繰り返す東京に、江戸から続く400年の都市史を伝える場所が存在することには深い意義がある。過去の足跡をたどることで、不確かな未来への学びを得られるはずだ。
