ライト工業は、同社の主力工法である深層混合処理工法「RASコラム工法」について、改良径を最大2800mmまで拡大した新型機「BOSSタイプ」を開発した。独自開発した減速機を搭載し、従来機との比較で1.5倍の掘削力を持つ。掘削能力の向上によって補助工法を使わなければ貫けなかったような超硬質地盤にも対応する。1万m3(深度20m)の改良であれば、一般的な施工機では施工に24日程度かかるのに対し、新型機は半分の12日で完了できる。
RASコラム工法は内軸と外軸が互いに正逆に回転する二重管構造により高品質で均質な改良体を築造できる技術で、近年は毎年100万m3程度の実績を上げている。国内最大級の径2500mmまでの改良を可能としているが、今回さらに拡大し、業界初となる2800mmに対応する。
1本当たりの改良面積が広がることから、効率的に施工でき、従来のRASコラム工法と比べて1.25倍の効率化を実現。設備の大型化によるコスト増加を加味しても、工期短縮などによって経済性は1、2割程度向上できる。
効率性に加えて、超硬質地盤にも適用可能となったことも特徴だ。例えば、砂質土・礫(れき)質土では径2000mmまでの改良径でN値100まで対応する。一般的な施工機ではN値30以下が限度で、それ以上の場合は補助工法が必要となるが、地盤の堅さに影響されることなく効率的に改良できる。
品質面では新たに2方向から固化材を吐出する機構を採用することにより、高品質の改良体を築造できる。周辺地盤の影響については、検証により低位であることを確認している。
今後、新型機の増産を進め、大規模現場や硬質地盤が懸念される箇所などに適用していく。
