東京二十三区清掃一部事務組合が、事業費として約700億円を見込む「世田谷清掃工場建替事業」は、工期に90カ月を想定している。2026年度から29年度にかけて準備工事を実施する。26年度から30年度にかけて解体工事・土工事も進め、並行して29年度から躯体・プラント工事に入る。32年度から着手する外構工事とともに33年度の竣工を見込み、その後実施する試運転を経て、同年度内の稼働開始を目指す。組合は、同事業の環境影響評価書をまとめた。
現世田谷清掃工場は、建設から16年が経過している。現行のガス化溶融炉の耐用年数などを加味して検討した結果、日量300tの全連続燃焼式火格子焼却炉2炉を備えた施設として建て替えることとなっている。
既存施設の規模は、工場棟が約9590㎡、付属施設が約392㎡。工事完了後の規模は、工場棟が約1万1375㎡、付属施設が約198㎡となる見通し。高さは既存の約31.0mから約37.0mとなる。煙突外筒は既存施設を再利用するほか、色彩・形状は区の関連条例を踏まえた意匠とする方針。計画地は都立砧公園の北側に位置する敷地約3万㎡。
同組合は25年4月、設計施工一括発注方式を採用した「世田谷清掃工場建替工事」の総合評価一般競争入札を公告済み。週休2日の適切な実施に向けて当初予定から工期を1年延伸しており、事務組合の議決を経て、6月下旬以降に契約・公表する予定だ。26年度予算によると、建て替えにかかる事業経費として698億8880万8000円を見込んでいる。
環境影響評価書作成に関連する調査業務などは、国際航業が受託した。
