前田建設は、現場に入場する技能者の建設キャリアアップシステム(CCUS)レベルに応じてポイントを付与する「MKポイント」の運用を始めた。ポイントは技能者本人が電子マネーなどに交換できる。CCUSについては登録や就業履歴を蓄積できる環境整備が進む一方、レベル判定を受ける技能者はいまだ一部にとどまっている。能力評価を重視し、促進する姿勢を示すことで、選ばれる現場・会社を目指す。
対象となるのは、前田建設が元請けの土木・建築の全現場に入場したCCUSレベル2-4の技能者。同社の協力会社会である前友会への加盟や請負次数などは問わない。1日当たりレベル2(青)で100ポイント、レベル3(銀)で200ポイント、レベル4(金)で500ポイントを付与する。
MCD3が提供するアプリケーションのMyグリーンサイトを通じて、技能者が直接、ポイントを電子マネーなどに交換できる。1ポイント当たり1円で、毎月交換できる。現場入場の際の顔認証やカードタッチと連動しており、自動で集計できる。
MKポイントを企画している前田建設建築事業本部の田澤憲一氏は「前友会への事前説明ではレベルアップのインセンティブ(動機付け)となることから、前向きに捉えられている」と説明し、「コストも当然かかるが、できる限り続けていく。環境を整備することで技能者が前田建設の現場に来るモチベーションを高めていきたい」と述べた。
