浜松市は、遠州鉄道と協力し、同社鉄道線の遠州西ヶ崎駅付近約1.4㎞を対象とした立体化事業に取り組む。主要地方道浜松環状線の4車線化事業と合わせて行い、積志13号踏切など6カ所の踏切を立体交差化するほか、遠州西ヶ崎駅も高架駅化する。
鉄道立体化の構造は高架構造で、起終点は盛り土構造を想定する。施工方式は仮線方式。計8カ所の踏切を除却する予定だ。
両者は23日に、市役所で立体交差化に関する協定締結式を開く。これにより、事業の施行に関する基本的事項を定め、相互の事業の適正かつ円滑な進行を図る。
同環状線では、2車線供用している約2㎞区間の4車線化事業を進めている。このうち同鉄道線と積志13号踏切で交差する約0.76㎞区間は、2026年度に国の補助制度採択を受けて新規事業化された。複数年にわたって詳細設計を進める予定だ。
同環状線の全体延長は約26㎞で、うち約24㎞は4車線化済み。鉄道線との交差区間を除く2車線供用中の約1.24㎞区間は中郡第2、同第3、笠井の3工区に分けて4車線化事業を推進している。中郡第2は施工中で、同第3は26年度内に詳細設計を始める。笠井工区は未着手。
同環状線の4車線化と同鉄道線の高架化により、踏切部の渋滞解消や物流の効率化、災害時における緊急車両の通行確保などの整備効果が期待されている。
