北海道建設業協会(岩田圭剛会長)は、中東情勢による建設資材の調達状況に関する影響の調査結果をまとめた。現在の資材調達への影響は、「既に影響が出ている」が44.4%を占めた。「今後、影響が出る懸念がある」が40.9%、「現時点では影響はなし」が14.7%と続いた。
調査は4月20日から27日にかけて、会員企業576社を対象に実施し、279社から回答を得た(回答率48.4%)。
主な影響は「価格上昇」がほとんどを占め、影響を受けている資材を聞くと「重油・軽油・ガソリンなどの燃料」が212社、「鋼材・舗装材」が147社、「鉄筋」が123社などと多かった。
価格転嫁の状況は、「ほとんど転嫁できていない」が52.0%と半数を占めた。「一部のみ転嫁」が34.8%、「おおむね転嫁できている」は13.3%にとどまっている。
工期への影響は、「今後、影響が出る懸念がある」が70.3%と高く、「現時点では影響なし」が17.2%、「影響が出ている」が12.5%と続いた。
価格転嫁の主な方法(複数選択)は、「設計変更」が146件、「スライド条項の適用」が133件、「契約変更による増額」が122件、「自社負担」が112件などの順だった。
特に困っていることや、今後の懸念を聞くと、「納期遅延・入手困難」が20社と最多だった。具体的な影響には、「納期遅延・未定」「新規受注停止」「施工不可の懸念」「工程の見直しが困難」を挙げている。影響が出ている主な資材は、燃料・油脂類が排ガス脱硝用尿素水、エンジンオイル、グリース、重機用燃料、舗装資材がアスファルト合材、道路・河川用資材、断熱材(発泡ウレタン関連)、塗装関係資材がシンナー、鋼材の塗料を挙げた。
