沖縄県は、与那原町と西原町にまたがる中城湾港マリンタウン地区で計画する「マリンタウンMICEエリア形成事業」の基本計画改定案をまとめた。2024年度の入札不調を受け、大型MICE(国際的な会議・展示会など)施設などの公共施設部分を先行整備する方針に見直した。26年度からPFI法に基づく実施方針の策定などの手続きを始める。
これまで大型MICE施設とホテルなどの民間収益施設を一体開発する事業者を公募していたが、初期開発として大型MICE施設と交通ターミナル(H3-Tゾーン)、これらをつなぐペデストリアンデッキの「公共施設」に絞って事業者を公募する。事業手法は引き続きBT(建設・譲渡)+コンセッション方式を想定している。
大型MICE施設は、約1万㎡の展示場、約7500㎡の多目的ホール、20-30室の会議室などを備え、全体で延べ床面積約8万8700㎡とする。事業者は、敷地内で展示場拡張余地(屋外展示場)の規模や民間収益施設での活用を提案できる。概算整備費は413億円(税込み、24年度の公告時点)を見込む。事業期間は施設整備期間を除き20年とし、33年度ごろの供用開始を目指す。
併せて、隣接するH1ゾーン(約3.47ha)での民設民営の宿泊施設(ホテルと付帯施設)の事業者を別途公募し、大型MICE施設の供用開始と同時期の開業を目指す。周辺公有地(H2、H3ゾーンなど)は段階的に事業者を公募する。
基本計画改定業務はデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー・梓設計JVが担当した。
