情報通信設備工事大手3社の2026年3月期通期決算(連結)が、13日に出そろった。NTT関係の情報通信設備事業やICT関係のソリューション事業などが好調で、全社が前期に比べて増収営業増益だった。業績の先行指標となる受注高をはじめ、売上高、営業利益は、全社が過去最高を更新した。
各社の増収要因を見ると、エクシオグループはモバイル系容量対策などの通信インフラ工事、文部科学省が推進する「Next-GIGA」案件が寄与した。コムシスホールディングス(HD)は、通信キャリア事業がけん引し、NTT設備事業の通信品質改善工事(モバイル)や10ギガインターネット光回線に対応した開通工事が好調だった。ミライト・ワンは、ICTソリューション事業とNTT事業が伸びた。
完成工事総利益率(粗利率)は、エクシオグループが0.4ポイント低下の14.6%、コムシスHDが0.9ポイント上昇の14.6%、ミライト・ワンが0.7ポイント上昇の15.4%だった。
受注高は、エクシオグループが通信インフラ工事、Next-GIGA案件の獲得などによって伸びた。コムシスHDは、NTT設備事業の通信品質改善工事(モバイル)が好調だったことに加え、ITソリューション事業と社会システム関連事業での大型案件獲得が寄与した。ミライト・ワンは、ICTソリューション事業とNTT事業が伸びている。手持ち工事高は、エクシオグループとコムシスHDの2社が過去最高となっている。
27年3月期は、エクシオグループが減収営業増益、コムシスHDとミライト・ワンが増収営業増益を予想する。受注高は全社が7000億円台を見込み、エクシオグループは減少、コムシスHDとミライト・ワンは増加する見通しだ。
