インフラメンテナンス国民会議の下に設置するインフラメンテナンス市区町村長会議(代表幹事・高橋勝浩東京都稲城市長)は14日、東京都千代田区のイイノホールで全国大会を開いた。インフラの老朽化が加速度的に進む一方、市区町村の技術系職員が減少している現状を踏まえ、政府に対し危機管理投資としてのインフラ老朽化対策に注力するよう要望。公共事業予算の増額確保や地域インフラ群再生戦略マネジメント(群マネ)導入への支援を求める決議を採択した。
高橋氏は開会に当たり埼玉県八潮市の道路陥没事故に触れ、「今後事故を起こさないためにはトップダウンによるインフラメンテナンスを進めることが重要だ。インフラメンテナンスの重要性を市民に訴え首長がイニシアチブを取り、予防保全への本格転換、新技術の活用、群マネを進めていこう」と呼び掛けた=写真。
来賓として出席した金子恭之国土交通相は「インフラの的確な維持管理に向けた取り組みには市区町村の担い手不足が深刻な課題だ。効率的・効果的にインフラメンテナンスを進めるため、新技術の導入促進や群マネが重要になる」と話し、市区町村の積極的な取り組みを求めた。
決議では、2027年度公共事業予算や第1次国土強靱化実施中期計画の目標達成に向けた必要予算の確保を訴えた。八潮市の事故を踏まえた早期の対策検討も求めた。群マネや新技術導入に対する支援、インフラメンテナンスの担い手確保に向けた環境整備を要望したほか、市区町村の技術系職員の確保・育成のための支援や研修なども必要とした。
会合では26年度の活動計画も決めた。関係省庁に対し決議に基づく要望活動を展開するとともに、国民会議と連携した知見向上や積極的な広報活動に取り組む。
