「飲みニケーション」という言葉は死語になりつつあるが、コミュニケーションの手段が一つ減ってしまうのは寂しい◆英国の寂れた炭鉱町を舞台にした映画『オールド・オーク』にはパブが重要な場所として登場する。元炭鉱作業員ら地元住民が集う数少ない場所だったが、パブのマスターである主人公とシリアから来た難民の女性の出会いをきっかけに住民と難民らのコミュニティーの連帯が芽生える場に生まれ変わる◆もともとパブは「パブリック・ハウス」の略。パブの公共性を再定義した作品とも言える◆建設業でも職人らが酒を酌み交わし交流するイベント「職人酒場」が好評を博している。昨今の中東情勢に伴う資材不足など業界を取り巻く状況が厳しい今だからこそ、さまざまな人々がざっくばらんに語り合える場が必要だ。
