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東亜道路工業らの「MICHINARU」/異分野連携で資源循環/使用済みトナー、食品副産物を高耐久アス添加剤へ再生

掲載日 | 2026/05/21 3面

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 東亜道路工業らは、未利用資源である使用済みトナーと食品リサイクル由来の副産物を活用した、新たな資源循環モデルを構築した。同取り組みは「MICHINARU(みちなる)」プロジェクトと題し、未利用資源の価値を高めて道路インフラに還元することで、アスファルト舗装の耐久性を高める「機能的循環」の実現を目指す。取り組みの一環として、使用済みトナーに含まれる高分子樹脂と食品リサイクル由来の副産物を組み合わせ、高耐久なアスファルト添加剤として再資源化する技術を開発した。
 同プロジェクトには、東亜道路工業のほか、環境開発工業、富士興産、北海道イシダ、白老油脂、リコー、エトリアの7社が参画。
 回収、再生資源化、素材開発、アスファルト添加剤の製造・道路インフラの施工、流通といった、異なる専門領域の企業が連携することで、資源循環の工程を統合してサプライチェーンの垂直統合を図り、資源の発生から道路インフラの施工までを一気通貫でつなぐ資源循環モデルを社会実装していく。そのため、未利用資源の安定的な資材化と、社会実装に向けた実証・展開を進める。
 今回、開発したのは、マテリアルリサイクルが困難とされていた微粒子の使用済みトナーと、食品リサイクル由来の副産物を組み合わせ、特殊な造粒化技術を使ってアスファルト添加剤としてリサイクルできるようにした技術となる。
 開発した添加剤も「みちなる」と命名。同添加剤をアスファルト舗装材料に使うと、道路のわだち掘れ耐性を示す動的安定度では、重交通路線などに使われる高耐久性アスファルト舗装材料の基準値を上回り、耐久性を確保した。作業性やフィニッシャビリティーも通常の舗装材料と変わらず、資源循環と道路インフラ性能の向上を両立する。
 添加剤は、物流センターといった民間舗装で導入している。今後、車道を対象とした社会実装に取り組む。東亜道路工業の施工案件だけでなく、外販も検討しているという。
 「みちなる」には、道路(みち)を起点として新たな資源循環の可能性を広げていくという意味を込めた。「未知なる」にも通じ、これまでにない資源循環への挑戦を象徴する名称としている。素材を戻すだけの循環から、新たな価値を生み出し、強さへとつなげる循環の可能性が「道」になるという思いが込められている。

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