地元自治体の広報誌が巻頭で熱中症対策を呼び掛けていた。早く帰って汗を流したいと思う季節に入りつつある◆筆者は弟が重度心身障害者で、入浴に介助が必要で負担が重い。通所施設では定期的に入浴介助があって助かっているが、施設がどんな浴室か最近まで知らなかった◆聞くと家庭向けとはかなり異なる。胃瘻(ろう)や人工呼吸器への影響低減や節水のためにお湯を張らずミストを使うタイプだったり、関節が曲がらない人に対応した長尺の浴槽だったりする。わが家にも導入したいが、費用・面積の面で難しそうだ◆目的が入浴のみの一室でも、利用者の条件によってどんな物が合理的かがらりと変わる。多様な利用者、多目的の複合施設となれば考慮すべき条件はずっと複雑だろう。建設企業の知恵の見せ所とも言えよう。
