2025年度に238人に達し、過去最多となったクマによる人身被害。季節が巡り、今年も既に、全国各地でクマの出没が相次いでいる◆山間部での作業が多く、クマとの遭遇リスクが高い砂防事業について、国土交通省が被害防止対策を強化した。現地作業実施時のハンター帯同費用などを適切に費用計上するという◆ただ、ハンター(猟友会員)は高齢化と人手不足によって、建設業界以上に担い手問題が深刻化。クマの駆除に必要な散弾銃やライフルを扱える第1種銃猟免許の所持者は、ピーク時の40万人超から約5万6000人にまで激減しているという◆そもそも山間部やへき地の工事は、受注者側からも人気薄で、入札不調の発生も珍しくない。しかし、必要なものは必要である。遠隔無人化施工などの現場実装が急がれる。
