日鉄興和不動産と都市テクノは7月10、11の両日、東京都港区のアドレスビルで「赤坂アドレスビル解体祭-AKASAKA ART ACTION-」を開いた。一般に公開されることが少ない解体工事現場をまちに開く試みで、アートを通じて多くの人々がイベントに参加した。
都市テクノによる解体祭は今回で7回目となる。「都市の変化を、社会にひらく」をコンセプトに、人々が能動的にまちと関わることを目的に開いた。解体工事中は敷地に仮囲いが設置され、実態が社会に共有される機会が限られている中で、着工前の建物を舞台に一般の人々が楽しみながらアートに触れる機会を提供した。
イベントでは、アートプロジェクト「ソノ アイダ」などと連携して参加したアーティストが作品を展示したほか、解体前のビルの壁や床などに来場者が自由にアートを描けるスペースが設けられた。10日には、建築家の永山祐子氏や、ソノ アイダを主宰する藤元明氏などが登壇するトークイベントが開かれた。
このほか、都市テクノによる解体現場の産業廃棄物をアップサイクルして資源循環を推進する取り組みなどが紹介された。
アドレスビルの所在地は、東京メトロ溜池山王駅そばの赤坂2-2-19。15日に解体工事が始まり、2027年4月中旬の完了を目指す。跡地には、日鉄興和不動産のオフィスビルブランド「BIZCORE」シリーズの新規物件が整備される予定だ。

