
商談やプレゼンテーション--。頭が切り替わらないまま大切な仕事に臨み、実力を発揮できなかった経験を持つ人も多いのではないか。コクヨとソニーフィナンシャルグループ(SFGI)は、こうした課題を解決するため、本番前のコンディショニングを整えるチェアの開発を進めている。
SFGIが研究開発を進める、ハプティクス(触覚提示技術)を活用して、「その時の自分に必要な状態を、自ら選び、切り替える」ことを支援する。
チェアには専用スピーカーと音に連動した振動システムを内蔵。音と振動を体でダイレクトに感じることにより音楽への深い没入体験を生み出す。これで、本番前のプレッシャーから距離を取ることを促すとともに、音楽の持つ状態変容の力を生かして、その時の自分に必要な状態への切り替えを後押しする。
気持ちを高める「RISE」モード、緊張、高ぶりを静める「COOL」モード、気持ちの高まりと静まりのバランスを取る「FLOW」モードを選択できる。
事業発起人であるSFGI成長戦略室の赤羽祐哉アシスタントマネジャーは、「日々積み重ねた努力を悔いなく発揮してもらうために、本番前の『状態設計』という新たな選択肢を届けたい」と、その意義を熱く語る。
チェアのデザインを手掛けるコクヨものづくり開発本部デザインセンターの大木一毅センター長は、「振動をダイレクトに体感できることと、深いリラックスを得られることを両立させ、システムのパフォーマンスを最大限に生かせる設計にしていく」と意気込んだ。
