関東地方整備局は、2026年台風25号で決壊した印旛沼(千葉県成田市)の堤防の緊急復旧対策に着手した。25日に現地対策本部(本部長・大野宏之河川情報管理官)を設置し、同日から鹿島の施工により緊急復旧工事を開始した。早期完了に向けて、作業員を50―60人規模で投入し24時間施工で対応する。整備局職員も10人が待機し、工事での協議など即応体制を確保している。
緊急復旧工事では根固めブロックや採石を投入する荒締切工、遮水シート工を行い、決壊口を締め切った後に鋼管矢板二重締切工を行う。現地の船形干拓地先で会見した大野本部長は「台風26号の接近が予想されているため、荒締切工の完了まで急ピッチで進めていきたい」とコメントした。
同局は、台風25号被害に伴う対応の一環として、印旛沼周辺の浸水対策に取り組んでいる。排水機場による排水促進、排水ポンプ車の稼働、前進配備を実施しているほか、技術的観点などから千葉県からの要請を受けて、堤防の復旧工事監督の支援を行っている。

