東京都東久留米市、清瀬市、西東京市の3市で構成する柳泉園組合(管理者・富田竜馬東久留米市長)は、東村山市が組合に加入した場合の新清掃施設の建設費を690億-710億円と試算している。事業方式はDBO(設計・建設・運営)方式やPFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式などを検討しており、2028年度にPFI導入可能性調査を行う予定だ。
新施設は、現敷地(東久留米市下里4-1540-2ほか)内での整備を想定する。組合は建設費を24年度価格で590億-600億円と見積もっていた。その後、25年に東村山市の組合加入について協議会を設置。8月に開いた協議会で、同市が加入した場合の24年度価格での建設費の試算を新清掃施設整備構想案の中で示した。同構想案では、可燃ごみ処理施設、不燃・粗大ごみ処理施設、リサイクルセンターを一体的に整備する(合棟)案と、可燃ごみ焼却施設と不燃・粗大ごみ処理施設を一体化しリサイクルセンターのみ別途整備する(別棟)案に分けて試算した。
合棟案では、エネルギー回収型廃棄物処理施設整備に490億円、マテリアルリサイクル推進施設整備に200億円、そのほか20年間の施設運営費に370億円を見込む。一方、別棟案では、エネルギー回収型廃棄物処理施設整備に500億円、マテリアルリサイクル推進施設整備に210億円、20年間の施設運営費は380億円とした。
既存施設解体費は60億円と概算している。
新施設の処理能力(日量)は、可燃ごみ314t、不燃ごみ31t、粗大ごみ12t、缶類6t、びん類14t、ペットボトル8t、容器包装プラスチック33t、製品プラスチック5t。焼却方式はストーカ式を優位とした。
スケジュールは、30、31年度の事業者選定、32-36年度の設計・建設工事、37年度の供用開始を予定する。既存施設の解体時期は未定。
現施設は、00年稼働開始の柳泉園クリーンポート(工場棟延べ2万0668㎡、管理棟同2939㎡)、1975年稼働開始の不燃・粗大ごみ処理施設、93年稼働開始のリサイクルセンター、し尿処理施設で構成する。施設の老朽化による運転効率の低下、労働環境への懸念といった課題がある。
