全国生コンクリート工業組合連合会の斎藤昇一会長は、全国生コンクリートの総出荷量が48カ月連続で減少している現状に言及し、「マイナスがどこまで続くのか心配だ。どこかで歯止めがかからなければ、地方の建設会社や生コンクリート工場は廃業に追い込まれてしまう」と危機感をあらわにした。28日の記者会見での発言。
さらに斎藤会長は「(これで生コン)供給の空白地帯が発生すれば、今回の(台風25号などの)ような災害が起きた際、迅速に出動・対応することができなくなる」と述べ、災害からの迅速な復旧に大きな影響が及んでしまうことに警鐘を鳴らした。
全生連が同日発表した8月の全国生コン出荷実績によると、総出荷量は前年同月比5.2%減の416万2000m3で48カ月連続のマイナスとなり、4年間にわたってマイナス続きの深刻な状況であることを明らかにした。
内訳は、官公需が9.2%減の111.2万m3で65カ月連続のマイナスとなり、民需は3.7%減の305万m3で19カ月連続のマイナスとなった。
全国に46組織ある都道府県別工業組合のうち、前年実績を上回ったのは石川県、熊本県など7組織だった。
次回9月の調査結果は、10月28日に公表する予定だ。
