B&DX(東京都千代田区、安部慶喜社長)は、一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏と共同で、企業の取締役人材を育成する「取締役エッジコンソーシアム」を設立した。企業を参加主体とし、取締役の育成・登用・継続的な学びを企業間で支える体制を確立する。育成研修を起点にカンファレンスや企業間ワークショップ、社外取締役の紹介制度、取締役候補の企業間での人材交流などを順次展開する。
6日に都内で会見した安部社長は「個人ではなく、企業だからこそ、お互い協力し合って場をつくっていける。企業を超えて取締役が学び、つながれる場をつくる」と設立の意義を強調した。伊藤氏は「取締役には会社の未来を構想し、その議論を取締役会でリードすることが求められるが、日本企業では研究開発や製造、営業といった特定の分野で評価され、昇格していくケースが多い。取締役はさまざまなテーマに対応し、判断・意志決定しなければならず、その意味で“総合格闘技力”を高めることが必要だ」と取締役の質向上から日本企業のガバナンスの向上を見据える。
コンソーシアムの初弾の取り組みとして、現役取締役と取締役候補を対象とした「取締役育成研修」を2027年1月に開講する。全6回で、定員は最大50人。ファイナンス、M&A(企業の合併・買収)、キャピタルアロケーション、人的資本経営、AI(人工知能)・DX(デジタルトランスフォーメーション)、IRなどの知識に加え、取締役としての発言術や模擬取締役会によるロールプレーを実施する。主任講師を伊藤氏が務め、B&DXの安部社長、元大樹生命保険取締役会長の黒田正実氏らが参画する。
