帝国データバンクは8日、2026年度上期(4―9月)の全国企業倒産(負債額1000万円以上)を公表した。建設業の倒産件数は前年同期比5・7%増の1071件で、4半期連続で1000件を超えた。負債総額は13・7%増の1014億9800万円だった。倒産傾向を見ると、「物価高倒産」が176件、「人手不足倒産」「後継者難倒産」が各70件といずれも7業種の中で最も多く、「ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産」は58件で小売業に次ぐ規模だった。
建設業の件数の内訳は、職別工事業が13・3%増の527件、総合工事業が1・5%減の329件、設備工事業が0・5%増の215件となった。負債総額の内訳は、職別工事業が2・8%増の328億1800万円、総合工事業が31・7%増の534億3900万円、設備工事業が9・2%減の152億4100万円だった。
一方、全産業の倒産件数は4・2%増の5362件となり、上期としては2年連続で5000件を上回った。負債総額は23・8%増の8304億0700万円。全産業でも物価高と人手不足、後継者難の影響は鮮明で、「物価高倒産」は28・7%増の628件となり、集計を開始した18年度以降で最多を更新した。「人手不足倒産」は5・1%増の225件で、2年連続で200件を超えた。「後継者難倒産」は12・1%増の296件で、2年連続で前年を上回った。いずれも上期としては集計を開始した13年度以降で最多を更新した。
◇9月は18.5%減の145件
帝国データバンクがまとめた26年9月の全国企業倒産(負債額1000万円以上)によると、建設業は前年同期比18・5%減の145件、負債総額は4・6%減の138億0800万円となった。
建設業の件数の内訳は、職別工事業が19・0%減の68件、総合工事業が28・1%減の41件、設備工事業が2・7%減の36件だった。負債総額は職別工事業が36・9%減の42億5900万円、総合工事業が50・4%増の74億7800万円、設備工事業が24・6%減の20億7100万円となった。
全産業の倒産件数は、12・0%減の800件で4カ月ぶりに前年を上回った。負債総額は4・4%増の1029億4600万円となり、7カ月連続で前年を上回った。
