三井不動産と野村不動産が、東京都中央区で開発を推進している日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業「東京ミッドタウン日本橋」が竣工した。日本橋川沿いの五つの再開発事業と首都高速道路の日本橋区間地下化事業が連携し、約11haにわたって水辺を中心としたまちづくりを進める一帯エリア「日本橋リバーウォーク」の第1弾プロジェクトとなる。水辺空間を生かし、働く・集う・滞在する・住まうといった多様な都市機能を融合させた新たな都市体験を創出する。グランドオープンは2027年内を予定している。
同施設は、六本木、日比谷、八重洲に続く四つ目の東京ミッドタウンとなる。日本橋が五街道の起点として商いを通じて新たな価値を生み続け、日本橋川が人・もの・文化の交わりを支える水運の中心を担ったことを踏まえ、コンセプトには「日本橋の地が受け継ぐ、挑戦を重ねてきた気風と商いの精神を礎に、日本橋川とともに、都市のさらなる躍動を創る“世界に誇る、日本の起点へ”」を掲げた。三井不動産の山崎翔太ビルディング本部ビルディング事業一部事業グループ主事は「歴史性のある日本橋エリアのフラッグシップ施設として、世界に発信していける施設にしたいという思いを込めた」と話した。
同施設は、四つの街区から成る。中央区の指定有形文化財である日本橋野村ビルディング旧館(A街区)は、外観を保存・活用して低層部を商業施設に再生。日本橋川沿いには、住宅・商業施設のB街区「日本橋リバーサイドテラス」を整備した。
C街区には超高層ビルの「日本橋野村三井タワー(ザ・タワー)」を整備。商業施設、MICE(国際的な会議・展示会など)・ビジネス支援施設、オフィス、ヒルトンが運営する最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」、同ブランドの名を冠した「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」が入居する。D街区に当たる「日本橋一丁目三井ビルディング」は、「サウス」とする。
施設規模は、A街区が地下2階地上4階建て延べ約5300㎡で、施工者は大林組。B街区は、地下2階地上7階建て延べ6600㎡で、施工者は清水建設・錢高組JV。C街区は、地下5階地上52階建て延べ約37万4800㎡で、高さは284m。施工者は清水建設。
都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理は日建設計が担当。デザインアーキテクトは、B街区が日建設計、光井純&アソシエーツ建築設計事務所、C街区は日建設計、ペリクラーク&パートナーズが担った。
建設地は日本橋1-9-1ほか。
