東京都世田谷区は、DBO(設計・建設・運営)方式で事業者を選定する公募型プロポーザルを実施した上用賀公園拡張事業について、次点候補者としていたスターツコーポレーションを代表企業とするグループと協議を進めることを発表した。優先交渉権者に決定していたグループの代表企業である東急コミュニティーが、区から指名停止措置を受けたことが原因。同グループとの協議は中止となった。
スターツコーポレーショングループの構成企業は、綜企画設計、戸田建設、あい造園設計事務所、スターツCAM、ランドフローラ、スターツファシリティーサービス、東京アスレティッククラブ、TGCゼネラルサービス、スターツ総合研究所、長谷川体育施設、神輿建設、大曽根工業、岩城造園、BAKERU。提案価格は284億9921万4000円(税別)だった。
事業では、2016年に開園した同公園(約1ヘクタール)に隣接する国家公務員合同宿舎用賀住宅跡地約3・1ヘクタールを活用して拡張し、アリーナやレストランを備えた体育館(地下1階地上3階建て延べ約1万3300平方メートル)や防災広場などを整備し、維持管理・運営する。
スターツコーポレーショングループは、フェーズフリーな防災公園としてさまざまな利用状況に対応できる動線計画を確保することや、周辺の地形や自然環境を生かして地域に親しまれる環境を整備すること、公園と地域をつなぎ、地域のハブとなる複数の民間収益施設を運営することなどを提案した。
今後の事業スケジュールも、同グループの提案内容に基づき一部変更となった。12月に基本契約を締結した上で、同月から基本・実施設計、28年12月から公園整備工事と体育館整備工事にそれぞれ着手する見込みだ。30年3月にエントランス広場の先行供用開始と民間収益施設(カフェ)のオープン、32年3月の全体供用開始を予定する。

