東京都環境局は、新宿区で下宮比町地区市街地再開発準備組合などが検討を進めている「(仮称)下宮比町地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書案を公表した。A―Cの3棟合わせて総延べ約20万8000平方メートルの複合施設を建設する。解体を含めた工期は2029―38年度を予定する。環境影響評価書の作成は日本設計が担当した。
今回、公表された環境影響評価書案での各施設の規模は、A棟がS・SRC造地下3階地上34階建て延べ約9万0700平方メートル(高さ約180メートル)、B棟がRC造地下3階地上49階建て延べ約10万8700平方メートル(同約180メートル)、C棟がRC造地下2階地上14階建て延べ約8600平方メートル(同約50メートル)。A棟は業務、ホテル、商業、B棟が住宅、商業、駐車場など、C棟が住宅、業務などの機能配置を予定している。計画建物は地下やデッキなどで接続し、計画地南東側・南西側には広場などを整える。全体の住宅戸数は約900戸、駐車台数は約415台。敷地全体の建築面積は約1万0400平方メートルとなる。
このほか、同事業では宿泊施設の整備や地域医療機能更新への協力、環境負荷低減と地域の防災対応力強化に向けた取り組みも検討している。
再開発事業区域は、下宮比町地区の敷地約2・0ヘクタール。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率500、600%。JR飯田橋駅東口から徒歩1分の場所に位置し、「飯田橋駅前地区地区計画区域」にある。 23年時点での事業協力者は熊谷組、日鉄興和不動産。都市計画コンサルタントに日本設計、事業コンサルタントに都市設計連合、税務会計コンサルタントに笹本税務会計社が参画していた。
同駅周辺ではこのほか、千代田区内で「富士見二丁目3番地区市街地再開発事業」、文京区で延べ約27万9000平方メートルの「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」が計画されている。
