【本格導入も視野に】ドローンを活用した水管橋点検 大阪府堺市が市内で実証実験を実施 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【本格導入も視野に】ドローンを活用した水管橋点検 大阪府堺市が市内で実証実験を実施

 堺市は21日、ICTを活用した施設点検手法検討の一環で、ドローンによる水管橋点検の実証実験を市内で行った。市によると水道施設の点検にドローンを活用した事例は全国的にもまだ少ないという。得られたデータをもとに今後本格導入に向けた検証を進める。
 現在は目視で行っている水管橋の点検について、管の裏側など確認が困難な場所での作業に、ドローンの活用を検討。同市とICT活用で包括協定を結んでいるNTT西日本を通じ、ミライト・テクノロジーズが実験に協力した。
 実証実験は中区にある2カ所の水管橋を対象に行った。ミライト・テクノロジーズのドローンパイロットが操縦を担当、カメラを搭載した設備点検用のドローンを接近させて動画・静止画を撮影した。
 同市上下水道局の高橋慎太郎経営企画室主幹によると、これまでもデモンストレーション的な利用はあったが、実証実験は今回が初めて。「水道施設の点検にドローンを活用したのは全国的にも珍しいのでは」と話す。
 今後は確実性やコストなどを目視による点検と比較しながら、2020年度からの導入も視野に検証を進める方針だ。

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