東京都港区と千代田区の区境で計画が進む開発計画「霞が関・虎ノ門地区」の全体像が明らかになった。都市再生特別地区に指定された約1.4haのうち、市街地再開発事業を検討するA地区では、延べ約15万1800㎡の複合施設を2031年度から36年度にかけて施工する見通し。B地区では個別の建替事業として、延べ約9400㎡のビルを整備する方針だ。26年度に着工し、29年度に竣工する予定となっている。
中央日本土地建物と東洋不動産がまとめた都市再生特別地区の都市計画素案によると計画地は千代田区霞が関1、港区虎ノ門1の約1.4ha。
このうちA地区(約1.2ha)では、虎ノ門・霞が関地区市街地再開発準備組合が再開発事業を検討している。計画施設は地下4階地上28階建て延べ約15万1800㎡で、最高高さは約179m。事務所、店舗、ビジネス支援施設などで構成し、地域冷暖房(DHC)施設も整える。
地下1階-地上部には小型モビリティーポート、タクシーなどの乗降場を配置。計画地内には虎ノ門駅、虎ノ門交差点下の地下歩道と接続するバリアフリー導線なども整備予定で、新たな東京のランドマークとなる交通結節拠点を形成する考えだ。敷地面積は約7320㎡で、計画容積率は約1600%。
B地区(約0.2ha)の施設規模は、地下2階地上12階建て延べ約9400㎡を見込む。事務所、店舗などからなり、最高高さは約60mとなる。敷地面積は約750㎡で、計画容積率は約1000%。区域内では東洋不動産が既存施設を解体後、地下解体工事を進めている。
A地区には、中央日本土地建物が所有し、同社やグループ会社の本社機能を備えた日土地ビルが所在する。施設規模は、SRC造地下2階地上17階建て延べ3万5791㎡。施工者は清水建設・竹中工務店・佐藤工業JVで、1974年に完成した。所在地は霞が関1-4-1の敷地4010㎡。

