【千葉県の総合スポーツセンター体育館】規模は延べ1.1万平米/屋根は「葉」をモチーフ | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【千葉県の総合スポーツセンター体育館】規模は延べ1.1万平米/屋根は「葉」をモチーフ

外観イメージ


 千葉県県土整備部は25日、千葉県総合スポーツセンター体育館建築工事の基本設計概要を公表した。新たな体育館の規模はRC一部S・木造(耐震構造)2階か3階建て延べ約1万0950㎡で、杭基礎を採用する。2023年度予算には実施設計の債務負担行為限度額1億6000万円を設定しており、基本設計を担当したINA新建築研究所と1月にも実施設計を随意契約する見通しだ。24年度末に完了させる。石綿(アスベスト)が含まれる現体育館の解体工事は24年度に発注し、24・25年度で進める。25年度に本体工事を発注し、28年度の供用開始を目指す。

 概要によると、圧迫感を抑えたリーフ「葉」をモチーフとした一つの屋根が公園の緑と調和し、周辺の住宅地への影響を抑える施設計画となっている。木材利用促進に寄与するため屋根架構はS造と木造の混構造とし、下部構造はRC造を採用する。各所に木材を活用した内装計画とする。1階のアリーナはバスケットボール4面分のフロア、2階の観客席は車いす席32席を含め2500席分を確保する。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready認証取得を目指す。

 敷地のうち新体育館南側には多目的広場などを設ける。

 解体実施設計は能城綜合企画設計事務所、地盤調査は千葉土質調査が担当した。

 建設地は同センター(千葉市稲毛区天台町323)敷地のうち現体育館がある約3.1ha。

 

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